仮想通貨は法規制に対する動きが出てきており、MEXCだけでなく、他の取引所にもトラベルルールが適用されることになります。ここではトラベルルールの内容について説明します。ただしユーザー側はそれほど気にすることはありません。
トラベルルールとは?
トラベルルールとは仮想通貨の送付を行う交換業者は、送付依頼人と受取人に関する一定の事項を、送付先となる受取人側の交換業者に通知しなければならないというもの。このルールは、FATF(金融活動作業部会)が定める国際基準です。FATFとは国際基準の規制を推進する国際組織です。米国や欧州各国など、合計39の国と地域で構成されています。各国の規制を相互審査し、基準に則しているかを判断します。仮想通貨の取引量が多い国ではFATFに加盟しています。
トラベルルールはなぜ作られた?
トラベルルールはなぜ作られたかというと、簡単ですが犯罪対策になります。仮想通貨取引所は以前からハッキング事件がよく起こることでも有名でした。仮想通貨取引所はテロリストや犯罪者に狙われることから、不正利用があった場合にその追跡を可能とすることを目的にこのルールが作られたのです。しかし、新しい制度のため進捗度には差があり、トラベルルールに準拠していない国や取引所も多くあります。
余談:日本の金融庁からの警告
日本の金融庁からの警告がMEXCに対して行われました。これは2023年3月のことです。日本の金融庁はMEXCは「インターネットを通じて日本居住者を対象とした暗号資産交換業を行っていた」と指摘されています。MEXCは仮想通貨取引所の中でも特に取引量が多い世界的な大手暗号資産取引所として知られており、様々なサービスが提供されているため、日本人にも広く利用されています。
今回の警告を受けて各取引所がどのような対応を行うかは現時点で不明であるものの、日本人に対して新規登録の制限などの処置を講じる可能性があり得ます。そのため、現時点では不明ですが今後の動きにも気を付ける必要があるでしょう。
トラベルルールの通知対象国
通知対象国として日本の金融庁に指定されている以下の国と地域はトラベルルールが適応されます。
- United States
- Albania
- Israel
- Canada
- Cayman Islands
- Gibraltar
- Singapore
- Switzerland
- Serbia
- South Korea
- Germany
- Bahamas
- Bermuda
- Philippines
- Venezuela
- Hong Kong
- Malaysia
- Mauritius
- Liechtenstein
- Luxembourg
トラベルルールの通知対象
日本金融庁は暗号資産交換業者・電子決済手段等取引業者に対して「暗号資産・電子決済手段の移転時に送付人・受取人の情報を通知する義務」を新設して、対象とする移転を次のように規定しています。
- 全ての利用者
- 国内VASPへの移転、もしくは金融庁が指定する海外のVASPへの移転
- 金額、種類に関わらず、全ての移転
トラベルルールによる影響
トラベルルールの導入によって仮想通貨取引所の口座を持つ利用者にどのような影響があるのか。それは以下の点があります。
不正取引やマネーロンダリング
このトラベルルールというのは不正取引やマネーロンダリングといった詐欺行為、犯罪行為を抑止することにあります。トラベルルールが導入されることで、一般の利用者が安全に取引できる環境が構築されますので、安心できる環境になります。
送金できない可能性
トラベルルールに対応するため、取引所によっては資金の送金が難しくなる可能性があります。さらに、送金先に提供する通知事項の確認や通知完了までに時間がかかる可能性やコストがかかる可能性もあります。それによってユーザーの不満が溜まってしまうリスクもあります。
口座開設をしよう
投資を実際に始めるためにはまず口座開設をしなければなりません。MEXCでは無料で口座開設が可能になっているので、気軽に口座開設ができます。以下の記事で口座開設の方法について解説していますので、参考にしてもらえればと思います。bybit、gmo、bitbank、bitflyer、bitpoint、コインチェックなどとは違って、MEXCはビットコインだけでなくアルトコインも取り扱っており、アプリでもトレード可能です。
買い方はとてもシンプル
買い方、購入方法はとてもシンプルで、取引画面システムから簡単クリックで注文可能。取引詳細も選択可能で、手数料も安いため、非常に取引開始は簡単です。利用者は運営サポートも受けられるので使いやすいです。ウォレットで資金が管理されています。metamaskなどから送金もでき、ネットワークアドレスから資金移動もできます。スマホでもトレードが可能です。
取引方法が豊富
仮想通貨はFXと比べても価格が変動しやすいですがステーキングで保有、defi、現物取引、先物取引など充実しています。異なるトレードができる上に、使い方も容易でタップするだけで簡単に注文できます。銘柄も主要通貨であるBTC、USDT、ETH、XRPなどたくさん網羅しています。本人確認もすぐに終わるので簡単にトレードに参加可能。さらにキャンペーンやイベントも開催されています。
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