NFTのリビール(reveal)について、メリット、デメリット、やり方を記事で解説します。現在とても活気のある市場となっており色々な人が作品を販売しています。NFTをやっているとリビールという言葉がよく出てくるのではないでしょうか。言葉の意味と仕組みについて説明をしていきます。
リビールとは?
NFTにおけるリビール(reveal)は「購入したタイミングでは同じ絵柄のNFTが、あるタイミングでそれぞれ個別の絵柄に変わること」です。一般販売を開始した1次流通ではNFTなどの絵柄というのはそもそもわからないケースも多くあります。NFTのリビールは運営が設定した日時か、販売と同時にできるようになることが多いです。プロジェクトではこれを導入していることが多く、確認した時にデザインが変わることにより新鮮味を与えることができ、人気が出ているものもあります。
リビールのメリット
リビールのメリットは以下の3つです。参考として、ビジネスで発信する際に注意点として挙げてみました。絵柄はスマホでもwebで簡単にクリックで確認できるため、出品する、始めるさいのアイコン画像やデザインが重要です。そのためここが悪いと価値が下がることもあります。
多く買われる
リビールが実施されるNFTは、リビール前に多く購入される傾向があります。購入前に該当の絵柄コレクションが分からないため、 ほしい絵柄を求めて簡単に買われやすくなる傾向があります。何が出るかわからないワクワク感を楽しめるので情報収集で入手するタイミングが盛り上がります。
コミュニティが盛り上がる
リビール方式で紹介か販売される場合、リリースされ販売後にdiscordなどのコミュニティからNFTの完全な絵柄が更新、発表されることが多いです。発表前後にはコミュニティサービスが明らかに盛り上がり、一体感を味わうことができるのがポイント。まるでイベントやお祭りのような楽しみ方、感覚を味わえます。
価格高騰
リビールされたNFTには、レアリティが設定されていることもあります。レアなNFTをゲットできれば、価値が大きく上がることもありますので、個々を狙う人もいます。販売することで収益を得ることもできるわけです。ブロガーの広告やツイートなどで活発な情報発信も大きな効果を生みます。
リビールのデメリット
一方で、最近はデメリットも存在します。今は取引所により、ガイドラインや利用規約で制限や対策もあるケースがありますので確認して十分判断しましょう。特に初めての方は始めるさい、登録する際は少し注意です。
一度に売られる
リビールを行った後、一度に売られてしまう可能性があります。すぐに売られてしまうと価格も下がってしまうため、損をする可能性があります。リビール前は絵柄がわからないのですが、欲しい絵柄ではなかったとか、好きな絵柄ではないという理由で売られます。
価格の急落
一度に売られてしまうと、NFTの価格が急降下する可能性があります。価格が急降下してしまうことで買ってくれる人がいなくなりるリスクがあります。またNFTの売買は決済として仮想通貨が使われます。ビットコイン、イーサリアム、リップルなどをウォレットで保有が必要です。ガス代がかかることもあります。
法律問題
日本の場合は賭博罪に触れる可能性があります。リビールだけでなく、NFTではまだまだ法整備が進んでいないため、自己責任になります。リビールはガチャのような要素があることと、価値の差が明確であるため、争いになる可能性があります。
賭博罪を構成するには、以下の2つの要件があります。
Source : 賭博罪とは|罪の定義と逮捕される条件・刑罰の重さと判例を解説|ベンナビ刑事事件(旧:刑事事件弁護士ナビ) (keiji-pro.com)
- 偶然の勝敗により財物等の得喪(とくそう)を争うこと
- 財物や財産上の利益を賭けること(ただし、「一時の娯楽に供する物」を除く)
リビールの仕組み
NFTアートのリビールは、作品公開の瞬間まで作品を隠します。買い手は、公開されるまで作品がどのようなものであるかを知ることができません。作成者がリビールをするためにはイーサリアム・ブロックチェーン上のスマートコントラクトによって実装することができます。
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、特定の条件を満たすと実行されるプログラム、トリガーになります。スマートコントラクトは、一定時間経過後や、ある条件を満たしたときに、公開をトリガーするようにコード化することができます。購入者は、作品がどのようなものであるかを、公開される瞬間まで知ることができないのです。
BybitのNFTマーケットプレイス
暗号資産取引所のBybitではNFTマーケットプレイスがあります。流れとしてはアカウント開設をすれば、実際に参入して取引をすることが可能になっているので、挑戦してみましょう。2022年に人気になったNFTはBybit、openseaなどで利用され始め、X(twitter)、ブログなどのページでも宣伝が増えていますのでおすすめです。カテゴリーも増えており、アートだけでなく、ゲームや音楽などのテーマ、アイテムも出品されています。
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